CO
一酸化炭素は、炭素の酸化物の一種であり、常温・常圧で無色・無臭・可燃性の気体である。一酸化炭素中毒の原因となる。
O2
酸素は、地球上に最もっとも多く存在する元素。空気中に体積で約21%含まれ、また化合物として水や岩石中に多く存在する。
NO2
二酸化窒素は、窒素酸化物で、常温・常圧では赤褐色の気体または液体である。窒素の酸化数は+4。窒素と酸素の混合気体に電気火花を飛ばすと生成する。環境汚染の大きな要因となっている化合物である。赤煙硝酸の赤色は二酸化窒素の色に由来している。大気中の濃度は、約0.027 ppm。
NOX
窒素酸化物 は窒素の酸化物の総称。一酸化窒素(NO)、二酸化窒素(NO2)、三酸化窒素(中国語版)(NO3)、亜酸化窒素(一酸化二窒素)(N2O)、三酸化二窒素(N2O3)、四酸化二窒素(N2O4)、五酸化二窒素(N2O5)など。化学式の NOx から「ノックス」ともいう。
AFR
空燃比(Air / fuel ratio)とは、炭化水素などの燃料を空気で燃焼させた熱を利用する熱機関類における燃焼の際の、空気質量を燃料質量で割った無次元量である。燃費や排出ガス成分の改善など、燃焼性能を制御するために用いられる。
HC
炭化水素は、炭素原子と水素原子だけでできた化合物の総称である。その分子構造により鎖式炭化水素と環式炭化水素に大別され、更に脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、芳香族炭化水素などと細分化される。また、炭素原子が全て単結合している場合は飽和炭化水素、多重結合を含む場合は不飽和炭化水素と分類することもできる。炭化水素で最も構造の簡単なものはメタンである。
CO2
二酸化炭素は、炭素の酸化物の一つで、化学式がCO2{\displaystyle {\ce {CO2}}} と表される無機化合物である。化学式から「シーオーツー」とも呼ばれる。地球温暖化対策の文脈などで、「カーボンフリー」「カーボンニュートラル」など「カーボン」が使われることがあるが、これは二酸化炭素由来の炭素を意味する。二酸化炭素は温室効果を持ち、地球の気温を保つのに必要な温室効果ガスの一つである。しかし、濃度の上昇は地球温暖化の原因となる。
NO
一酸化窒素は窒素と酸素からなる無機化合物で、化学式であらわすと NO。酸化窒素とも呼ばれる。常温で無色・無臭の気体。水に溶けにくく、空気よりやや重い。有機物の燃焼過程で生成し、酸素に触れると直ちに酸化されて二酸化窒素 NO2 になる。
SO2
二酸化硫黄は、化学式SO2の無機化合物である。常温では刺激臭を有する気体。気体は別名亜硫酸ガス。化石燃料の燃焼などで大量に排出される硫黄酸化物の一種であり、きちんとした処理を行わない排出ガスは大気汚染や環境問題の一因となる。
H2S
硫化水素は、化学式 H2S で表される硫黄と水素の無機化合物で、カルコゲン化水素の一つ。別名スルファン(sulfane)。無色の気体で、腐卵臭を持つ。空気に対する比重は1.1905である。
COK
LAMBDA
理論空燃比とλ(ラムダ)値
理論空燃比とはガソリンを燃焼するにあたって、混合気として完全燃焼させるための理想的な混合比のことをいいます。 1kgの燃料を完全燃焼させるには、14.7kgの空気が必要であり、質量にして14.7:1となります。
理論空気量と実際に供給されている空気量の差を表す係数にλ(ラムダ)値が使われ、λ=1が理論空気量と一致します。
実際は、完全燃焼させ燃費を抑えるには過剰空気が必要です。 ただし、排気ガスを還元する三元触媒コンバータの作動に、λ=1を守ることが絶対の条件になります。 オットーサイクルの場合、λ値の範囲は λ=0.98~1.02と非常に狭い範囲を厳守しなければなりません。