なぜエンジンにカーボンが堆積するのか?
通常の内燃機関(エンジン)は、大気中の酸素(H2)と気化させた燃料(混合気)を燃焼させることで動力を得ていますが、正常に動作しているエンジンでもわずかな不完全燃焼が起こります。この際に産出されるものが燃えカス、つまりカーボンです。
どれだけ優れたエンジンであってもカーボンの沈着は避けられないものですが、カーボンが堆積してもただちにエンジンが不調になるようなものではありません。しかし、カーボンが堆積していない新車時のエンジンと比較すると、レスポンスやメカノイズ、燃費等に少しずつ悪影響を及ぼしていきます。
水素の効果とは?
水素はよく知られている可燃性の気体で、非常に安定しており大気中にもごく僅かに含まれています。但しその濃度は大気中の約0.00005%にすぎないため、空気が燃えることはありません。
また、水素が燃焼(酸素と化学反応)した後に排出されるものは水(H2O)のみであり、一切の有害物質を排出せず、環境に優しいことも大きな特徴です。
水素ガスエンジンカーボンクリーニングとは、前述した混合気に水素ガスを加えることで一時的にエンジンの燃焼効率を上げ、燃料とともに堆積したカーボンごと燃焼させることで除去する仕組みです。
水素の力でエンジン内(排気系含む)に溜まったカーボンを除去
水素ガスエンジンカーボンクリーニングとは、前述した混合気に水素ガスを加えることで一時的にエンジンの燃焼効率を上げ、燃料とともに堆積したカーボンごと燃焼させることで除去する仕組みです。
C-NAXでは毎時1500リットルの水素発生能力を持つ最新のクリーニングマシンを使用し、約60分間でエンジン内からエキゾーストに至る経路に蓄積したカーボンを除去します。